「スマレジ LINE 連携」で検索する人が知りたいことは、たいてい次の3つのどれかです。お客様への配信をLINEでやりたい。会員証をLINEの中に持たせたい。会員登録とLINEの友だち追加を1回で済ませたい。この記事では、公式に用意されている方法と、その手前でできることを分けて説明します。
公式の本命はShopアプリのLINEミニアプリ対応
スマレジには「Shopアプリ」という店舗アプリの仕組みがあります。その提供形態の1つがLINEミニアプリです。お客様に新しいアプリをインストールしてもらう代わりに、LINEの中で会員証やクーポンを使えるようにします。Shopアプリの対象プランには『ネイティブアプリ』『LINEスタート』『LINE配信販促』があり、LINE関連は後ろの2つです。
LINEミニアプリ版のShopアプリで使える機能は、公式ヘルプで案内されている範囲でこうなっています。
- 会員証: LINE上で会員証画面を表示し、会計時にバーコードを読み取ります
- お知らせ・クーポン配信: テキスト・画像・クーポンを組み合わせて配信できます(1配信あたり最大3つ、画像は640×640px以内を推奨)
- ポイント・スタンプ: 来店や購入に応じた付与ができます
- 新規登録の導線: LIFF URLと呼ばれる登録用リンクをQRコードにして、店頭POPやWebサイトに置けます
「スマレジとLINEがつながるか」への答えは、はい、です。ただし条件があります。
構築にはLINE公式アカウントとLINE Developersの設定が必要
LINEミニアプリ版のShopアプリは、契約すればすぐ使えるものではありません。公式ヘルプ「ShopアプリでLINEミニアプリを利用する準備」で案内されている準備は、ざっとこれだけあります。
- LINE公式アカウントを開設します(未開設の場合。開設時はメールアドレスでの登録が推奨されています)
- LINE Developersのアカウントを設定します
- プロバイダーとMessaging APIチャネルを作成し、LINE公式アカウントと接続します
- スマレジ社をプロバイダーとMessaging APIの2箇所で招待(権限の追加)します
Q&Aには「LINE公式アカウントがなければ、LINEミニアプリの構築は不可です」と明記されています。LINE Developersという開発者向けの画面を操作する工程もあるので、パソコン作業に苦手意識がある店主には正直、重めの設定です。逆に、すでにLINE公式アカウントを運用していて配信の下地がある店なら、乗せる価値は大きいと思います。
意外と知られていない3つの仕様
導入判断に関わりそうな仕様を、公式Q&Aから3つ拾っておきます。
- 友だち追加していないお客様でも、アプリ内の機能は使えます。会員証やクーポンの利用と、配信が届くことは別の話です
- LINE公式アカウントをブロックされていてもアプリは使えます。ただし店舗からのメッセージは届きません。「会員数=配信が届く数」ではない点は、販促の計画時に効いてきます
- LINE拡張ツールを併用していても構築できます。既存ツールと干渉しないことが公式に案内されています
配信が届くかどうかは、結局のところ友だち追加とブロックの状態次第です。だからLINEを販促に使いたい店ほど、友だち追加をどこで獲得するかが勝負になります。
大掛かりな構築の前に、友だち追加の獲得から始める手もある
LINEミニアプリの構築までは踏み切れない。でも会員は増やしたいし、LINEの友だちも増やしたい。そういう店には、会員登録の流れに友だち追加の案内を組み込むという小さい打ち手があります。
私が作っている「おだんごフォーム」というスマレジ連携アプリが、まさにこの導線のためのものです。お客様が自分のスマホで入力した会員情報はスマレジの会員マスタに直接登録され、続く画面でLINE公式アカウントの友だち追加が案内されます。正直に書いておくと、これはLINEのID連携ではありません。会員データとLINEアカウントが自動でひも付くわけではなく、あくまで「登録のついでに友だち追加してもらう」導線です。それでも、レジで口頭で「LINEもお願いします」と言うより確実に積み上がります。LINE販促の入り口として、構築の手間と効果のバランスで選んでみてください。
